ナマさん日記

ナマケモノのナマさんの日記です

幼児の英語教育を考える

 

 

「教育ママ」はどこからが「教育ママ」であるのか。

実際に保育現場で働いていて、最近知ったこと。無料のブログを開設しているママが子どもを筆者の働く認可外の園に通っているということを、最近知ったというハナシ。

筆者の働く園にも、園として運営しているブログがあり、その運営ブログの登録者からの関係で園の保育士たちが知ってしまったかたちです。

 

ま。なんてことはない。「教育」にちょっとばかり力を入れているママのお話し。

 

ママが開設していたブログの文字から園関係者が感じとったこと

本当に「ちょっとした」「教育」に力を入れているだけ。話を聞いた限りでは、少し要領が悪いというか、もっと適切な方法があるのにナ。とくらいに思ったけれど、口がさけても、その場ではそんなことは言えない状況。

その場での話の雰囲気で言えば、「ガッツリ勉強を詰め込んでいる」というニュアンスでの話であったためです。

筆者が感じ取った印象では、別にガッチリ教育でも、つめつめでも、かわいそう。だとか感じるほどでもない。なんてことないものだった。

時間的な話でいえば、「がっつり」「がっちり」だな。と感じたところはある。

それは、こどもの1日のサイクルや、1週間のサイクルを考えての「学習にかける時間配分」のことで、やはり「内容」については「ガッツリ」だとか「詰め込み」とは少したりとも感じることはなかった。

こども自身がつらいのでは?という問題であれば、興味を持って楽しんでいる間は、時間的苦痛など感じないのだから、問題は起こらない。

そして何より、筆者の勤めている園は、工作や手遊び、歌などを重視した保育。
「教育ママ」は非認知能力の学習と勉学の学習バランスをとても上手にとっているのではなかろうか。

学習について目標をもって名言することは、読み手によってとらえ方が変わる

内容だけでみれば、ベビー公文の話。

筆者が公文ファンであるから。そんな理由も関係はしているかもしれないが、当のママブログの中では子どもの「2、3年を先取り教育している。」そんな文言を見かけての反応だった。

習い事別にハナシを分けて考えてみる:ベビー公文

公文という習い事の性質上、「2.3年の先取り教育」は決して珍しいことではなく、数年続けている園児、児童がいるのであれば、ごく普通のことである。

めずらしいともなんとも思わないし、かわいそう。とも感じることは決してない。

筆者自身も小学生の3年生頃より近所の公文をはじめ、小学校5年生になるころには、中学生の数学に入っていた。小学5年生から地方の塾に切り替え数年間のうちにみるみる成績が落ちたことは秘密。

だからといものもあって、2、3年先取りといっても別に驚くこともなかった。事実みずからが児童期に体験していたことだから。

幼児期の場合は学童期とは少し違い、論理的な思考回路や、2つの物事を同時にする能力など未発達の部分もあるため、確かに2,3年の先取り教育がすごい。といえば、学童期の2,3年とは違い、「すごい」のだろう。

ただし幼児期の2,3年の先取り学習といっても、幼児期の「目安」とされている勉学の学習範囲はとても狭い。

習い事別にハナシを分けて考えてみる:ECC

大手英会話スクールの話。教育熱心で2,3年の先取り教育を掲げるそのママは、大手英会話スクールにも通っている。

日本人が英会話を習得するのに、初心者を脱するには2200時間の時間を要するのだとか。

週に2回60分授業で一体何年かかるだろう。5週と考えて220か月。18年以上の時間を要します。2歳の幼児はおめでたく20歳で言語を取得。

これって、要領悪すぎませんか。

もしかすれば、途中でものすごく英語に興味を持ち、小学校くらいには、英語漬けの毎日になるかもしれません。中学では、どこか留学をしてさらなる言語習得をするかもしれません。

目的が「ただ英語に触れる」というのであれば、その方法でいいでしょう。言語を習得する。となれば、その方法では、少し、学習に関してのアプローチ方法がずれているかも。とそんなことを考えるのです。

英語で会話を習得させてみようと考えるのであれば

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環境を英語にしてしまうのが一番早く「英会話」を取得できるのではないでしょうか。筆者のこどももインターナショナルスクールに2歳3か月より通園しています。

そして、小学校にあがるにむけて、ちょっとした学習もみてもらえます。もちろん英語で。もちろん自宅でも、補助はします。(日本語で考え方を教える)

すると現在5歳児の小さなオツムであっても、

  • 英語で足し算の内容を考えること
  • 日本語で足し算内容を考えること

の二通りの作業ができるようになっているのです。
日本語で教えたところで、補助程度なので、独り言で集中して計算している時には、英語でブツブツいいながら両手やそろばんを使用して計算しています。

もちろん。k2クラス(年中クラス)で英語で日常的に会話できるようになるために
ちょとした自宅でできる学習方法もあるわけです。

yuru-i-chie.com

筆者夫婦は英会話は全くできません。それでも環境を整えるお手伝いはできるわけです。いとも簡単に。この方法であれば0歳児よりできるちょっとした学習方法となります。

時々起こる勘違いです。インターナショナルスクール

時々勘違いが起こるインターナショナルプリスクールです。2歳程度から入園していて、一日8時間程度そこで過ごしていたとしても、卒園のk3時たくさんの英会話ができるか。といえば、やはり、それも違うのです。これは実際に通っているから、分かることですが、転園を経験しインターナショナルを2園経験しましたが、どちらの園にも言えることです。

第二言語として英語を幼児が習得するには

見出しのとおりですが、第二言語(この場合英語)を幼児期に習得するには、自宅の環境で大きく変わります。英語のみで園児が1日をすっと意思疎通する幼児の大半が家庭環境がすでに第二言語が英語のお家の子なのです。

父、母のどちらかが、第二言語が英語である。自宅が英語の環境がすでに、日本語と英語が交じり合った環境で育っている子は、やはり、5歳であっても5歳なりの日本語と英語で流暢に会話をしているのです。

ただ単純にできることをする

親が全く英語を話せない環境であっても、たとえば、上記記事のようにテレビからでる音声だけでもすべて英語にしてしまえば、ちょっとした英語環境を整えることができるわけです。実際に1日をとおして園で楽しく英語で生活している、筆者のこどもは生まれた時(0歳)から、この方法です。

5歳になった今でも、言語が違うぞ?と違う言語でも違和感なく次々と見るので、ひとまず英語でテレビを見る。映画を見るということは完了したようです。

はやりの映画も映画館で4歳の頃には字幕で鑑賞するようになりました。

もちろん逃げ道だって考えていました

こんなふうに言ってはいますが、逃げ道だって考えていました。2歳3か月からインターナショナルプリスクールに通園していたわけです。はじめのころは、たくさんの手遊びや音楽などの保育で楽しいでしょう。少しずつ成長していき

  • 「あれれ。なんだか違う言葉で話しているぞ。」
  • 「聞き取れないぞ。」
  • 「この場にいることが苦痛だぞ。」
  • 「周りの先生や友達とコミニュケーションがとれないぞ。」

と感じるようになれば、すぐに、近くの保育所に転園させるつもりでした。

「日常を英語に」と考えて育児をしてきた筆者の場合

ずっと、こんな状態で育児を続けてきた筆者です。日常での英会話や英語に関して、英語でちょっとした小学校にむけての学習をすることを日常的に行う方法を考えてきましたので、

  • ECCに2歳から週に数回程度通う」という選択
  • 「2,3年程度の先取り教育」という選択

について、「教育ママだ。」とは感じなかった。というのが正直なところでした。

インターナショナルで先取り教育

最後になりますが、インターナショナルのプリスクールやインターナショナルに通う場合の学習について。実際にインターナショナルに通うこどもの親が

  • 「英語でこどもと、コミニュケーションがとれる」
  • 「英語で学習を教えることができる。」

この場合以外は、インターナショナルで学習する学習内容の自宅での先取り教育はしない方が良いと考えています。

なぜならば、教えたこと、教えた方法をこどもが日本語で考えて日本語で理解しようとします。せっかく園で、方法を英語で教えてもらえるのです。自宅で日本語で教える時には、

英語で考えるクセを残しつつ、日本語で補助程度に理解していない場所を、教える。
程度に学習を補助する方が効果的だと感じました。

そもそも園で教えている学習というのは、小学校に向けた準備です。すでに先取りの教育をしているのですから。

インターナショナル プリスクールを破格で受ける【大阪市】 | ゆるり暮らす手帖

 

徒然なるままに、日々思ったことを書き溜めていこうかな。

 

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